顧客は少しずつ、好みの味覚が変化しているものです。
今の時流に合った汁に変えていくことで、顧客満足度はより高まっていきます。
そのために、顧客の味覚の変化に気付いたら、汁を見直す、絶好の機会だと考えます。
うどんは、そばに比べると原価も安いし、海外でもラーメンに並び認められやすいので、ビジネスチャンスが多くあります。
しかし、安価で食べられるイメージがあるので、数あるうどん店から選んでもらうための価値づくりや差別化をしなければいけません。
そばに比べて、創作するにも自由度が高く、味にも様々なバリエーションが作れます。
つゆに使う薄口醤油や白醤油などは小麦が多く使われているため、濃口醤油に比べると昆布などの旨味を足していく必要があります。うどんの風味を生かした、汁の旨味を最大限に引き出せる味の設計をお手伝いさせていただきます。
昆布に削り節を入れると、グルタミン酸とイノシン酸の相乗効果で、飛躍的に旨味が増すと言われています。淡口醤油などの旨味の少ない醤油を使う場合には、特におすすめします。また、煮干しは、イノシン酸もグルタミン酸も合わせ持っていますので、削り節と合わせると、よりうま味を強く感じるので、汁まで楽しむ料理には強い味方です。
煮干しはフィッシーではありますが、イノシン酸の他にとグルタミン酸もはいっているので、単体でも旨みを強めに感じることができます。昆布は産地によってそれぞれ特徴があり、旨みを追求するなら、圧倒的にラウス昆布をお勧めします。利尻昆布は透明感のあるくせの無い上質な昆布です。その中でも、一番良いとされている礼文島産の最も良い浜で採れた“香深”をメインで取り扱っています。真昆布は利尻と同じように、透明感のあるくせの無い上質な昆布です。尾札部の物を中心に取り扱っております。干しいたけは旨みの相乗効果を期待できる“グアニル酸”独特の味と香りが味の設計において深みを増すことができます。
汁作りに本物を求めながらも、効率(短時間)を追求することができます。コーヒードリップのように上からお湯をかけるだけで、煮出したのと劣らない濃度の出汁が抽出できます。アクトリー(出汁抽出器)は丸眞株式会社の特許であり、登録商標です。